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枕なしでも大丈夫?枕なしで寝やすい人と枕なしの影響

2023.11.22

「枕がない方が寝やすい」という方もいるでしょう。そこで気になるのが、枕なしで寝ても体に影響はないかということです。

今回は、枕なしが楽に感じる理由や、枕なしで寝ることによる体への影響についてご紹介します。

枕なしは楽?調子が良いと感じる理由

なぜ、枕なしの方が楽だと感じるのでしょうか。枕なしの方が寝やすく感じる方の特徴や、枕なしで寝るメリットを解説いたします。

体型や使用しているマットレスによって楽に感じる

背中の筋肉・脂肪が少ない方は、仰向けで寝る際に高い枕を使うと頭が持ち上がりすぎて首周りに負担がかかるケースが多いです。特に、細身の方や小柄な方、女性などによく見られる傾向です。このような特徴に該当する方は、低めの枕や、場合によっては枕なしで寝る方が楽に感じることがあります。

また、厚みがあって柔らかいマットレスを使用している場合、体が沈み込みやすくなります。マットレスが首部分の隙間を埋め、フィット感が得られるため枕に高さがなくても違和感を覚えにくいのです。

そのため、高さのある枕を使っていると、頚椎(首の骨)が曲がって首への負担を感じたり、顎が引けることで気道が圧迫され、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となったりすることもあります。

いびきを軽減できる場合がある

いびきは、空気が気道を通るときの振動によって引き起こされます。高さのある枕の場合、顎が引けることによって気道が圧迫され狭くなるため、振動が起きやすいです。

高さのある枕を使用するよりも枕なしの方が気道を確保しやすいことから、いびきの軽減につながることがあります。

しかし、人によっては枕を使わないと顎が上がり、睡眠時に舌根が緩んでのどに落ちます。いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となることもあるので、一概に枕がない方がいびき軽減になるともいえません。

肩こりや首こりが楽に感じることがある

枕やマットレスの組み合わせ次第では、枕がない方が肩こりや首こりが楽に感じることもあります。

自分に合っていない高さのある枕を使用することで頚椎が曲がり、首や肩周辺にこりや痛みを生じるためです。さらに、首が前方に曲がることによって首から肩、背中上部にかけてつながる僧帽筋の周りが突っ張り、肩こりの原因になることもあります。

ただし、枕なしでの睡眠を続けていると、本来の理想的な寝姿勢とは遠ざかってしまうため注意が必要です。立っているときのように、頭から首、背中までゆるやかなS字ラインを保てている状態が理想です。

また、頭部の重みが後頭部に集中するため、後頭部を支える首の筋肉が緊張することにより、かえって肩こりや首こりの原因を作ってしまうこともあります。

枕なしで寝るときの体への影響

枕を使用しないことがかえってトラブルの原因になることもあります。ここでは、枕なしで寝るデメリットをみていきましょう。

寝返りが打ちづらくなる

睡眠中、人は無意識のうちに体の向きを変えるため寝返りを打っています。

寝返りは、体の負担を分散させるために必要な動作です。毛布や布団にこもった余分な熱の発散や体温調整にも役立つほか、同じ姿勢が長時間続くことによる血行不良の防止にもなります。

枕なしだと、頭部に重心が集中することにより頭を動かしにくくなり、うまく寝返りを打つことができません。さらに、枕なしで横向きに寝ると、肩に体重が集中して血行が悪くなります。それを解消しようと何度も寝返りを打つため、睡眠の質を落としてしまうのです。

寝違えが起きやすくなる

寝違えは、不自然な姿勢で長時間眠ることにより首や肩に負担がかかって起こる症状です。

枕なしで寝ると、寝違えが起こりやすくなります。首がしっかりサポートされないことで、頭の位置が不安定になって首がねじれるなど不自然な寝姿勢になりやすいためです。

本来は寝返りにより不自然な寝姿勢は解消されます。しかし、先述したように枕がないと寝返りが打ちづらいことから、長時間不自然な姿勢が続き、寝違えが起こりやすくなります。

顔がむくみやすくなる

枕なしだと顔がむくみやすくなることがあります。

睡眠中は長時間頭の位置が固定されてしまうことに加え、枕がないと頭が心臓よりも低い状態が継続してしまいます。その結果、水分が顔に溜まりやすくなり、むくんでしまうのです。

結局枕は使った方が良い?

結論として枕はあった方が良いです。なぜ枕があった方が良いのか、枕があることで不調を感じる場合はどうしたら良いかをご紹介します。

枕なしが楽な人も枕は使った方が良い

枕なしの方が楽に感じる方でも、長期的には枕を使用した方が良いです。仰向け時に後頭部を支える枕の高さは必要無い場合でも、首のカーブに合わせて首はサポートする必要があります。

枕がないと首をサポートできず、後頭部に頭の重さが集中することで首周りが緊張しやすくなります。

また、横向きになるときは、肩幅がある分、枕で頭の位置を上げなければなりません。頭が下がった状態だと、首が曲がったり肩に負担が集中したりして肩こりの原因となります。

なお、仰向けと横向き、それぞれの場合で後頭部や首のサポートができるように高さを調整できる枕であれば、頭を過度に持ち上げずに首と肩をサポートできます。

枕ありで不調を感じるなら枕が合っていない可能性もある

枕がない方が楽に寝られる場合は、枕自体が合っていない可能性があります。枕が高すぎる、あるいは低すぎると体に負担がかかり、不調を感じやすくなります。

自分の体にフィットした枕を購入するなら、オーダーメイド枕を選ぶのがおすすめです。オーダーメイド枕なら、寝る際の姿勢や好きな素材などを考慮したうえで、ご自身に合ったオリジナル枕を作ることができます。

また、オーダーメイド枕よりも手軽で、自分で高さを調節できるセルフ調整枕もおすすめです。

まとめ

枕なしで寝るのが楽に感じる人も、首や肩まわりに過度な負担がかからないよう、細い高さ調整が可能な枕を使用するのがおすすめです。枕に違和感を覚える場合は、高さが合っていない可能性がありますので、ご自身にフィットする枕に変えることをおすすめします。

マイまくらは、特許取得のオーダーメイド枕を提供する眠りの専門店です。最新の測定器で寝姿勢を分析し、専門のスタッフが理想の枕をお仕立ていたします。自分好みに手軽に高さ調整できるセルフ調整枕も取り揃えておりますので、そちらもご検討ください。

記事を書いたライター

マイまくら マガジン編集部

毎日の睡眠の質を高めるために役立つ「寝具」や「睡眠」の関連情報を提供するマイまくら マガジン編集部です。

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