羽毛布団の選び方ガイド

横になった瞬間に顔がほころぶ。昭和40年代から多くの方に愛され続けている羽毛布団。今では多くの羽毛布団が販売されており、価格帯も大幅に違います。

どうやって選べばいいの?というお客様のお声を頂くので、

抑えておきたい大事な5つのポイントをご紹介します。より多くの方が快適に眠りにつけますように。

羽毛布団の選び方TOP

ポイント1    羽毛の安全性

ダックとグース

羽毛選びの重要ポイント


羽毛布団で匂いが臭いと感じたことはありませんか?
羽毛はダック(あひる)やグース(がちょう)から摂取する天然の素材です。そのままの状態ではゴミやダニ、排泄物まで含まれます。
どれだけグレードのよい羽毛であったとしても、中の衛生状態が悪ければ羽毛自体も劣化してしまいます。

羽毛をしっかり洗浄して抗菌・防臭加工を施していることが長く愛用する上で特に大事なポイントです。


ポイント2    羽毛のグレード

羽毛とフェザー

羽毛の品質について


まず、主に羽毛とフェザーの違いがあります。羽の芯がある部分がフェザーで、綿毛のような丸い部分が羽毛と呼んでいます。卵を付加させるために落とす、この羽毛に保温力があるのです。
しかし、そもそも一体になっているので、完全に羽毛とフェザーを完全に分けることはできません。いい羽毛布団でも少なからずフェザーが混入されます。
羽毛率が50%から羽毛布団と呼ばれ、より100%に近い羽毛がそれだけ除去する工程を踏んでいるということで高価なものとなり、保温力があります。
また、ダックとグースが羽毛布団として使われています。ダックよりグースの方が大きさがある分、羽毛の重量に対しての笠が高くなり、暖かさがアップします。


ポイント3    生地の素材

側生地

生地によって寝心地が変わります!


羽毛布団は羽毛のグレードだけで判断することはできません。それを包む生地がとても大事です。生地の素材は主に、ポリエステルと綿が使われています。よく見られる羽毛布団はポリエステルと綿の混合です。
ポリエステルという化学繊維のお陰で、衣類や布が安価で作れるようになりました。羽毛布団も生地にポリエステルを使用することで、より安価で提供することができます。
しかし、天然素材の綿に比べて、通気性が悪く、静電気を起こしやすいので、眠りを妨げる要因ともなりえるのです。 また、せっかくいい羽毛であっても、生地が悪く、中の羽毛が飛び出たり、破けたりすることがないようにしなければいけません。
好ましいのは羽毛と同様に天然素材のものを利用することが望ましいと言えます。しかし、通常の綿では肌触りがポリエステルとくらべて固くなります。出来る限り綿を細くすることでしなやかになり、肌触りがよくなります。
品質の良い羽毛布団では、超長綿(綿の繊維をより細くしたもの)にすることで肌触りもよく、肌にも優しい羽毛布団が完成します。


ポイント4    生地の作り

キルティング

生地のつくりで保温力アップ!


羽毛の偏りがなくなる立体キルティング加工。羽毛布団が1つの部屋になっているとすれば、当然羽毛に偏りが出て熱が逃げてしまいます。生地を細かく部屋を分けて、それぞれの部屋に羽毛を吹き込んでいくことで、羽毛が偏ることなく、均一に暖かさを保つことができます。
さらに、ダブル立体キルティング加工があります。立体キルティング加工をさらに上下に分けることで羽毛布団の笠が高くなります。
とても手間がかかる工程になりますが、この生地の作り方によって羽毛の力を更にアップさせて、保温力が格段に高まります。


ポイント5    耐久性

羽毛布団の耐久性

長くご愛用頂くために


羽毛布団は長く使うものなので、耐久性も重要です。
まず羽毛布団は洗うことができます。水鳥から摂取する羽なので、方湿性にすぐれているのです。
しかし、羽毛の品質が悪ければ、しっかり洗浄することなく、匂いを抑えるためのコーティングだけ行っている場合があるため、羽毛布団を洗うことでコーティング剤がとれて羽毛布団から臭いが発生することもあります。必ず洗える羽毛布団をお選びください。
また、側生地も品質が悪ければ、すぐに生地が薄くなってしまう可能性があります。品質のいい生地に、普段使用するときはカバーをかけて利用することをおすすめします。

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