マイ枕物語

ある日のこと。
今藤を訪ねてきたお客様が、このようなことをおっしゃいました。
「わたしは枕があわなくて、いろんなところで枕を5〜6個買ったのだけど、どれも合わなくてねぇ」
その時、わたしたちは気づきました。
『お客様の頭の形、体つきは人それぞれだから、それにあわせて調整できる枕を作ったらいいんじゃないか?』と。
また、『枕だけでなく、敷きふとんとの相関関係もあるので、枕を作るときに敷きふとんのことも考えるべきだ。』と。
それから、完全オーダーメイドの”マイ枕”作りが始まりました。
開発にあたって最大の課題は、毎日の使用で型くずれする枕をどのように維持、保持するかでした。
枕の形状を維持するには型崩れしにくい素材を詰める必要があります。
ただ、枕を乗せる表面に硬い素材があると寝にくいという方もいらっしゃいます。
そこで、仕切り布で上下の二層構造にし、さらに後頭部の位置にあわせて二層構造をそれぞれ7つに分け、合計で14のポケットを設けました。
裏面にはポリエチレン製のビーズを入れて形状を保ち、表面には肌触りのよい柔らかい綿を使いました。計測したデータをもとに、各ポケットへ適量の詰物を入れ、首に負担が少ない枕にしたのです。
また、既存の枕は立ったまま計測するものが多く、家に持ち帰ってベットや布団で寝ても枕が合わないという声もありました。そこで、ベットに寝て計測し、その場でお作りした後実際に寝ていただいて微調整をするようにしようと考えました。
来る日も来る日も試行錯誤の連続。
作っては寝て、作っては寝て。
睡眠不足の日が続きます。
そうして、ようやくできた、完全オーダーメイドの”マイ枕”!
頭の形状に合う寝やすい枕の開発です。
後頭部や首の長さをコンピューターで計測し、頭の角度や寝た際に発生する圧力を反映したお客様だけの枕です。
そして、アフターも忘れてはいけません。
体型や敷き布団、枕も月日が経つと状態がかわってきます。
また、新しく敷き布団を買い換えると、体の沈み込みの変化で枕の高さも変わってくるのです。このように、今藤はアフターにも力を入れています。
これは枕をお買い上げのお客様に限らないことです。
一度お買いあげいただいたら、一生のお付き合いを。
人と人とのつながりを大切にする、これが今藤です。




















